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2024-01-09

インドネシア メダン校 第2期生が入国いたしました

2023年11月20日に6名、27日に10名の合計16名がインドネシアより入国いたしました。
彼らはインドネシアのメダンで6ヵ月間、全寮制でしっかり日本語及び介護の勉強を終え、念願の日本へと入国となりました。

あたたかいインドネシアから冬間近の日本へ

入国の日は、あいにく11月にしては冷たい風の吹く寒い日でした。インドネシアのメダンから関西空港まで長時間の移動でしたが、ゲートから出てくると皆さん疲れた様子も見せず、朗らかな笑顔とともに日本語で挨拶をしてくれました。

空港から外へ出ると冷たい風が吹いていたので、皆さん体を丸めながら、日本語で「寒い」「とても、寒い」と口々に言っていました。皆さん、服装はそれぞれでしっかり防寒できている方もいれば薄着の方もいらっしゃいます。出発前に、日本の寒さについてもしっかりとお話をして冬服の準備をするように伝えていますが、年中暖かいインドネシアに住む彼らにとっては日本の寒さは想像できなかったようです。
この寒さは日本で体験した最初の思い出として記憶に残ることでしょう。

関空から研修施設へ

空港からマイクロバスに乗って、研修施設へ移動となります。途中でスーパーマーケットへ立ち寄り、日本で初めてのお買い物を体験しました。
短時間に次々と遭遇する初めて見るものや体験に好奇心を揺さぶられ、長時間移動の疲れも見せず表情は輝いていました。そして自発的に日本語で質問し、驚きの言葉を日本語で話してくれたりと、日本語でのコミュニケーションも積極的に行ってくれました。

全寮制で6ヵ月間の学習を終えた後に自宅へ戻り、入国までの3カ月間は、日本へ行くことを心待ちにしながらオンラインでの日本語授業をしっかりと受講し、日本語の勉強に励んでいたのだと感じました。
研修施設へ到着すると昼食をとり休憩。その後生活オリエンテーションが行われるなど、大忙しの一日となりました。

介護技術の復習

次の日には介護の研修が行われました。日の出医療福祉グループの育成事業では、現地インドネシアで特定技能介護研修に加え、介護職員初任者研修を修了して来日するのが特徴です。
それでも講義終了~入国までの数か月、介護の知識・技能からは離れていることもあり、来日時に集合で介護技術の復習研修を実施します。
この研修は介護について振り返りができ、この先に始まる介護現場での業務に備える内容となっています。これから働く彼らは日本での介護経験はないため、業務中も戸惑うことも多くあると思います。この研修が役に立ち、少しでも早く仕事や生活に慣れてくれればという願いでいっぱいです。

就業先施設へ配属

研修後はいよいよ就業先施設へ配属になります。にぎやかな研修期間はあっという間に過ぎ、移動の当日は今まで一緒だった仲間との別れが名残惜しそうでした。記念撮影をして、皆さん研修施設の前でお互いに「頑張ってね」と目を赤くしていました。

インドネシアから来た彼らにとっては新たな土地での生活であり、今回が初めての外国人材の受入となる受入先様もいらっしゃいますので、お互いが慣れるまでは大変なことも多々あると思います。遠いインドネシアから日本へ来てくださった皆さんが、安心して生活がおくれるよう登録支援機関としてできる限り支援をさせていただきたいと思っております。定期的な面談は勿論のこと、その他必要に応じて仕事面、生活面のサポートや相談にも対応いたします。

今回入国されたインドネシアの皆さんは、特定技能として働きながら介護福祉士を目指し勉強に取り組む意欲に満ちた方ばかりです。その点でもしっかり計画的に介護福祉士までの学習を支援させていただきたいと思っております。今後、日本の生活や仕事に慣れ、日々逞しく成長していく彼らを見るのがとても楽しみです。

この記事を書いた人

森田玲子

日の出医療福祉グループ 社会福祉法人博愛福祉会の登録支援機関の支援担当者
技能実習生の監理団体で監理業務を経験の後、福祉業界で現場管理者を経験。福祉現場での外国人人材の監理・支援への重要性を感じて、日の出医療福祉グループの外国人人材育成、キャリア支援業務に参画した。